葛谷御霊神社の御朱印とご利益
葛谷御霊神社
葛谷御霊神社(くずがやごりょうじんじゃ)は新宿区の西落合(かつては葛ヶ谷)にある神社。社殿の周囲はごっそり緑に囲まれており神秘的な雰囲気です。
葛谷御霊神社は新宿区の西落合にある神社。京都の桂(葛)の里一族が故郷に似たこの地に移り住み八幡様を祀ったのが始まりと言われています。
住宅街の一角で境内もそれほど広くはないのですが、巨木が立ち並び緑豊かで、少し奥に入ると森の中にいるような感覚になります。
1月13日に行われる備射祭(びしゃまつり)では、弓を射て豊作を祈る行事で新宿区無形民族文化財に指定されています。新宿区内では、葛谷御霊神社と中井御霊神社のみで行われる珍しい神事です。
境内社には、イボを取る神様を祀った疣天神社があります。
葛谷御霊神社の御朱印
御朱印
初穂料(値段)300円。宮司様宅にて。
御朱印をいただける場所と時間
参拝時、拝殿の左手にある社務所(授与所)は不在でした。
正面の鳥居をくぐってすぐ右手に宮司様のお宅があり、書き置きの御朱印をいただけます。
どこの神社でも、社務所が不在のとき、御朱印をいただきに宮司様のお宅などを訪ねるときは多少躊躇してしまうと思います。
書き置きが用意されている場合は、ご家族の方に対応していただくパターンが多いです。
遠方から参拝するなど、確実に御朱印をいただきたい方は、事前に電話で確認することをおすすめします。
葛谷御霊神社のご利益
御祭神
- 仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
- 神功皇后(じんぐうこうごう)
- 応神天皇(おうじんてんのう)
- 武内宿禰(たけうちのすくね)
葛谷御霊神社のご利益は、出世開運、健康長寿、子孫繁栄など。
境内社の疣天神はイボ取りの神様です。
葛谷御霊神社の御由緒
創建は平安時代の寛治年間(1087~1094年)。
源義家に従っていた、京都の「桂の里一族」が、この地に住み着くようになり八幡様を祀ったのが始まりと言われています。
桂(かつら)は葛とも書くことから、この一帯を葛ヶ谷と呼ぶようになったことが、葛谷御霊神社の名前の由来と考えられます。
葛谷御霊神社の境内・見どころ
正面入口の鳥居の右側、見事な松の木が立っています。道路まで完全にはみ出す大きさです。
昭和27年(1952年)に建てられた鳥居。
鳥居をくぐると正面には拝殿、左手には手水舎、右手に見える鳥居の先には境内社が並んでいます。
手水舎
岩をそのまま置いたような生々しい水盤です。
神楽殿
狛犬
力石
拝殿正面に立って右後方のスペースには、力石が並んでいます。新宿区の有形民族文化財です。
社殿
1971年(昭和46年)に再建された社殿。周りが緑に囲まれていて良い雰囲気です。
かつての地名「葛ヶ谷」にちなんだ、葛の葉に三つ巴の社紋が見えます。
本殿
拝殿の後ろ側、本殿の方に足を運ぶと木漏れ日がとても綺麗です。
葛谷御霊神社の境内社
中央にあるのは、八幡社、田中稲荷社、浅間社、疣天神社、三峯社の5つを合わせて祀っている合祀殿。
イボ取りの神様。疣天神社を祀る合祀殿
この中の疣天神社はイボを取ってくれる神様です。疣天神の小石を借りて祈りながら患部をさすることで、イボが取れるといわれています。
完治して無事に願いが叶ったら、借りた石を2つにして返すのが習わし。
左隅に天神社神庫。天神の石が祀られているそうです。
大黒天・狛犬がウサギ?
合祀殿の右側。大黒天が祀られる祠。賽銭箱の脇にはウサギがいます。なにか由来があるかと思いきやただの置物のようです。
厳島神社と弁財天
合祀殿の左側には厳島神社。左脇には小さな池らしきものが見えます。
奥には弁財天の石像が置かれています。
葛谷御霊神社へのアクセス
最寄駅。電車での行き方
最寄駅は、西武新宿線「新井薬師前駅」で、徒歩6分ほど。
道路を挟んで隣接する哲学堂公園を目指して行くと迷わずに到着できるはずです。
葛谷御霊神社の参拝情報
主祭神 | 仲哀天皇 神功皇后 応神天皇 武内宿禰 |
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所在地 | 東京都新宿区西落合2-17-17【地図を開く】 |
最寄駅 | 西武新宿線「新井薬師駅」より徒歩6分 |
御朱印 | 300円。社務所または宮司宅にて |
ご利益 | 出世開運、健康長寿、子孫繁栄 |
例祭 | 9月第1土曜日 |
社務所 | 9:00 ~ 17:00 |
公式サイト | 神社庁・御霊神社 |