芝大神宮の御朱印とご利益、見どころ

芝大神宮

芝大神宮(しばだいじんぐう)は東京都港区にある神社で東京十社の1つ。1000年以上の歴史を持ち歴代の将軍が信仰し庶民にも愛されてきた「関東のお伊勢様」です。

芝大神宮の社殿

芝大神宮は白くて大きな鳥居と階段が印象的な東京都心の港区にある神社。東京タワーや増上寺・芝東照宮がある芝公園とも近い場所に位置しているので観光にもおすすめのスポットです。

創建は平安時代と古く、源頼朝や豊臣秀吉、徳川家康ら歴代の武将がこの芝大神宮で戦勝祈願しました。

伊勢神宮と同じ御祭神を祀ることから「関東のお伊勢様」とも呼ばれていたり、宝くじ発祥の地でもあるなど様々な顔を持っています。千木筥(ちぎばこ)や強運(ごううん)守り、商い守など注目の縁起物も多数。

生姜塚や貯金塚など過去の人々の暮らしが伺える跡も注目です。

御朱印や見どころ、ご利益、御由緒、アクセス情報を写真付きで紹介します。

芝大神宮の御朱印と御朱印帳

御朱印

初穂料(値段): 500円。社務所にて

芝大神宮の御朱印

かつての神社名「芝神明」と東京十社のみ捺される「元准勅祭十社之内」

御朱印と一緒に道中安寧の御守りと生姜飴をいただけます。

芝大神宮の御朱印帳

芝大神宮の
  • シルバーの御朱印帳: 1,800円
  • 紫の御朱印帳: 1,700円
  • 木製のオリジナル御朱印帳: 2,000円
  • 東京十社の御朱印帳: 1,700円

※御朱印代込み

御朱印をいただける場所と時間

芝大神宮の社務所

御朱印は拝殿の右側にある社務所(授与所)にていただけます。

時間は9:00~17:00

芝大神宮のご利益

縁結び、商売繁昌

農業、漁業、衣食住の諸産業、開運招福、厄除け

御祭神

  • 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
  • 豊受大神(とようけのおおかみ)

芝大神宮の御祭神は、伊勢神宮と同じ。そのため縁結び、のご利益があるとされています。

宝くじ発祥の地ならではの「強運(ごううん)御守」や、商売繁昌の「商い守」といったものがあります。

芝大神宮の御守り・縁起物

良縁を呼ぶ・千木筥(ちぎばこ)

芝大神宮の千木筥

千木筥の千木は、「千着」となり「着るものに困らない」→「衣装が増える」→「良縁に恵まれる!」という、江戸時代の浮世絵にも描かれていた由緒正しい縁起物です。

タンスの中に入れておいたり、上に飾っておくのが良いとされています。

芝大神宮の千木筥ストラップ

千木筥のストラップも売られています。

勝守

芝大神宮の御守り

源頼朝、豊臣秀吉、徳川家康と名だたる武将が戦勝祈願をした芝大神宮の勝守

芝大神宮の御守り

フィルムで保護されているコンパクトな御守り、このほうが従来のタイプより携帯しやすいで嬉しい人も多いのではないでしょうか。

芝大神宮の御守り

祓塩(はらいじお)だけでなく、石と砂もありました。

強運(ごううん)の御守り

芝大神宮には「強運(ごううん)」と書かれた人気の御守りがあります。

毎年12月中旬に売られ始め、1月中には売り切れてしまうほどです。狙っている方は12月になったら公式の発表をチェックしておくのがおすすめ。

芝大神宮の御由緒

創建は1005年(平安時代・寛弘2年)と古く、一条天皇の代の頃です。

鎌倉時代は飯倉神明宮、芝神明宮(御朱印に表記あり)と呼ばれていた頃もあり、源頼朝が熱烈に信仰され土地の寄付まで受けています。

江戸時代に入っても徳川家の厚い保護を受け、庶民にも愛されました。神社のお祭りや周辺市場の賑わいは浮世絵にも描かれています。

伊勢神宮と同じ天照大御神と豊受大神を主祭神としていることから、「関東のお伊勢様」とも呼ばれています。

芝大神宮の見どころ

芝大神宮は社殿がある境内社はなく、敷地もそれほど広くありません。他の有名神社に比べるとコンパクトですが綺麗に整備された境内なので気持ちよく参拝できます。

芝大神宮の参道・遠景

第一京浜までまっすぐ延びる参道。

大鳥居と社殿

芝大神宮の社殿

余計な飾りがない「神明系」の大鳥居(靖国神社もこのタイプ)。真っ白で清潔感があります。

芝大神宮の社殿

神明造の社殿。寝かせた屋根と正面に向き合う形。これは伊勢神宮と同じスタイルです。

芝大神宮の階段下からの様子

階段の下にも賽銭箱が用意されており、足腰に不安がある方や時間がない方でもお参りできるようになっています。

本殿

芝大神宮の本殿

狛犬

芝大神宮の阿の狛犬・右側
芝大神宮の吽の狛犬・左側

社殿の前には1対の狛犬。左の阿形(口を開いている方)には角が生えています。それぞれの足元には小さな狛犬も。

手水舎

芝大神宮の手水舎

手水舎は階段を登って左にあります。

芝大神宮の手水舎の後ろの百度石

手水舎の後ろには百度石があります。

生姜塚

芝大神宮の生姜塚

大鳥居の左側(階段下)には生姜塚があります。かつて周辺は一面ショウガ畑で、明神生姜と呼ばれていました。

浮世絵にも生姜市の様子が描かれています。

生姜飴

芝大神宮の

生姜飴や七福茶も売られています。

芝大神宮の生姜塚

生姜塚というからには何か塚的なものがあるのかと思い探してみると、横の石碑の影で猫が気持ち良さそうに眠っていました。

貯金塚・貯金王にあやかる

芝大神宮の貯金塚

大鳥居の右側(階段下)には、珍しい貯金塚。貯金王と言われた、不動貯金銀行(後のりそな銀行)の創業者・牧野元次郎氏を称えて建立されました。定期積金(今の定期預金のようなもの)を考案した人物でもあります。

関東大震災による混乱でどこもお金を下ろせない中、不動貯金銀行だけは全額払い戻しに対応したことで都民を救いました。

力石

芝大神宮の力石

有形民族文化財。拝殿の左側にあります。力石は重い石を持ち上げて力競べや曲持ち江戸時代後期には「力持ち力士」による興行が行われていたそうです。

東京都内の神社を回っているとしばしば力石に出くわします。それだけ当時は馴染み深いものだったということなのでしょう。

庭園

芝大神宮の

手水舎周辺、拝殿左側の庭園は緑が綺麗です。

芝大神宮の

芝大神宮のお祭り・だらだら祭りの期間

9月11日~21日とまつりの期間が長いことで有名なだらだら祭り。

有名なお祭りは夏が多いのですが、芝大神宮のお祭りが秋に行われるのは、豊穣の神「豊受大神」を祀るからです。

収穫の時期で忙しい農民の方でも参加できるようにと、お祭りの期間が延びたといわれています。

だらだら祭りの様子

芝大神宮へのアクセス

電車での行き方

最寄駅は都営大江戸線「大門駅」です。A6出口から徒歩1分。

JR山手線・京浜東北線「浜松町駅」からは徒歩5分。第一京浜を横切って正面から参道に入るルートです。

都営地下鉄三田線「御成門駅」からは徒歩5分。芝大神宮の背後から回り込むようなルートになります。

JR新幹線

東京駅・品川駅からはタクシーで10~12分の距離です。

芝大神宮の参拝情報

主祭神天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊受大神(とようけのおおかみ)
所在地〒105-0012 東京都港区芝大門1丁目12−7 【地図を開く】
電話番号03-3431-4802 タップで発信
最寄駅都営地下鉄大江戸線「大門駅」A6出口から徒歩1分
御朱印500円・社務所
ご利益縁結び
例祭だらだら祭り
9月16日(11~21日)
社務所9:00~17:00
公式サイト芝大神宮

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