富岡八幡宮の御朱印とご利益、見どころ
富岡八幡宮(深川八幡) / 東京都江東区
富岡八幡宮(とみおかはちまんぐう)は、東京都江東区門前仲町にある神社で東京十社の1つ。深川八幡とも呼ばれています。深川八幡祭りは江戸三大祭りの1つとして有名です。
富岡八幡宮は、江戸最大の八幡様です。その名にふさわしい、広々とした境内と雄大な2階建ての重層社殿が目を引きます。
門前仲町駅から徒歩3分の立地で、隣には「深川不動堂」もあり、合わせて参拝するのも定番コースとなっています。
毎年8月15日前後に行われる深川八幡祭り(水掛け祭)が江戸三大祭りの1つ。
江戸勧進相撲発祥の地であり、100年以上境内で本場所が行われた歴史があります。横綱力士碑、大関力士碑は相撲ファンならずとも必見です。
境内にある七渡神社は、富岡八幡宮の創建以前から地主神として崇拝されてきた歴史があり、是非参拝しておきたいパワースポット。
御朱印やご利益、御由緒、見どころを写真付きで紹介します。
富岡八幡宮の御朱印と御朱印帳
御朱印
初穂料(値段)は500円。本殿右手の授与所にて。
御朱印と一緒にポストカードをいただきました。
七福神の御朱印あり
深川七福神(恵比寿)の御朱印も頂けます。
期間限定御朱印
境内社である「七渡神社」と「富士浅間社」はそれぞれの例祭日に限り、御朱印をいただけます。七渡神社 | 6月17日 |
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富士浅間社 | 7月1日 |
最新情報は、富岡八幡宮公式サイトや神職さんのブログで確認してください。
- 公式サイト: 富岡八幡宮
- ブログ:富岡八幡宮 社務日記
公式サイトやTwitter、FacebookページなどのSNSで情報発信されている神社は意外と多いです。御朱印情報を追いかけている方はフォローしておくことをおすすめします。
オリジナル御朱印帳
初穂料(値段)は1,200円。
表は青地に社殿、裏は神輿が描かれています。
東京十社めぐり専用の御朱印帳(木製)もあります。
御朱印をいただける場所と時間
御朱印の受付は拝殿の右側にある授与所(祈祷受付)です。
受付時間: 9:00 ~ 17:00
富岡八幡宮のご利益
開運厄除、金運向上、勝負運
境内社の七渡神社は恋愛、技芸、財運にご利益があり、パワースポットとして人気を集めています。
御祭神
応神天皇(おうじんてんのう・誉田別命(ほむたわけのみこと))富岡八幡宮の御由緒
沿革
創建は1627年(寛永4年)。菅原道真公の末裔といわれる長盛法印が、現在地(永代島と呼ばれる島)に作ったのが始まり。当時は「永代嶋八幡宮」と呼ばれていました。
島の周辺の砂州を埋め立てて6万坪以上の広大な敷地を持つことに。「江戸最大の八幡」の布石となります。
徳川家が八幡大神を敬っていたことから、江戸時代に入ると厚い保護を受け、庶民にも「深川の八幡様」と呼ばれ広く親しまれるようになる。
神社の周囲には門前町(現在の門前仲町)が出来、干拓地が沖合いに延びるにつれ商業地としても発展し重要視された。
明治維新後、社格は准勅祭社となる(現在の東京十社の元)。1945年には空襲で社殿が焼失。1956年に現在の鉄筋コンクリート造の社殿が完成。
富岡八幡宮の見どころ
富岡八幡宮の摂末社は12社18神とボリュームがあり、力士碑や伊能忠敬の碑など見どころが多いのですが、要所に案内板が出ているので比較的散策しやすいと思います。
2階建ての社殿
2階建ての重層社殿はかなり迫力があります。
両サイドにはスロープがあり、ベビーカーや車椅子、足腰に不安がある方でも参拝しやすいように整備されています。
正面の大鳥居
永代通りからの入り口。拝殿に向かって正面の鳥居。ここから表参道に。
2017年7月に改修。以前は焦げ茶色でしたが朱色に塗装が変わりました。
西側の鳥居
西参道への入り口
東側の鳥居
東参道への入り口。七渡神社に近いのはここです。
大相撲ゆかりの石碑
富岡八幡宮は現在の大相撲の源流と言われる「江戸勧進相撲(かんじんすもう)」の発祥の地であり、境内では本場所も行われていたといいます。
横綱力士碑
拝殿右手の下り坂を進んでいくと横綱力士碑があります。
高さ3.5メートル、幅3メートル、重量は20トン。とにかく大きいです。
歴代横綱の名前が刻まれています。
大関力士碑
大鳥居をくぐり表参道に入って右手にあるのが大関力士碑。
向かって左に建っている「大関力士身長碑」には大関の身長が刻まれています。自分の身長と比べてみると、力士の大きさがよくわかります。
手形と足形もあります。実際に手を当ててみるとその大きさがよくわかります。是非比較して見てください。
黄金の鳳凰(手水舎)
綺羅びやかな黄金の鳳凰が目立つ手水舎です。
老朽化のため2016年に引退した旧水盤は、1803年(享和3年)奉納と大変古いものでした。江東区指定有形文化財となっており現在は神社資料館に保存されています。
岩の手水舎
拝殿の左側、境内北西の鳥居の近くには岩の手水舎があります。
伊能忠敬も参拝
躍動感溢れる伊能忠敬像。深川界隈に住んでいたので、日本地図作成のための旅に出る前は富岡八幡宮を参拝していたそうです。
石灯籠
神輿庫の向かいあたり。伊奈忠宥が寄進した石灯籠
金の神輿
表参道の途中、手水舎の手前には神輿庫。
中には金の神輿。御朱印帳にも神輿が描かれています。
富岡八幡宮の摂末社
七渡神社(ななわたりじんじゃ)
御祭神: 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
例祭日: 6月17日
七渡弁天として親しまれる八幡様の地主神。富岡八幡宮が建てられる前からあったと言われています。
パワースポットとして多くの参拝者が訪れる人気の神社です。
合祀社・粟島神社(あわしまじんじゃ)
御祭神: 少彦名命(すくなひこなのみこと)
女性の守り神とされ2月8日には献針祭(針供養)が行われます。
参道の途中には針塚があります。
七渡神社の鳥居
七渡神社の鳥居は、東参道入り口から入ってすぐ、右手にあります。
富岡八幡宮の表参道付近は比較的新しい建物が多く、現代的な雰囲気ですが、この弁天池周辺は緑も多く落ち着いた雰囲気です。
団体観光客よりも熱心に参拝する方の姿が目立ちます。
周辺の弁天池
拝殿右側の境内社
七渡神社から弁天池を挟んで左隣には8つの神社が並んでいます。
左から順に、
- 祖霊社・花本社
- 天満天神社
- 聖徳太子社
- 住吉神社
- 野見宿禰神社
- 車析社・客神社
一番左側の「花本社」は松尾芭蕉が祀られています。
野見宿禰神社は江戸勧進相撲発祥の地であることから、相撲の始祖である野見宿禰を祀っています。
永昌五社稲荷神社
千本鳥居
永昌五社稲荷神社の前には千本鳥居があります。
千本鳥居の途中にはかなり変わった顔つきの狛犬が。
拝殿左側の境内社
左から順に、
- 富士浅間社・金刀比羅社
- 恵比須社・大黒社
- 大島神社・鹿島神社
恵比須社は、深川七福神の恵比須さまです。ここ富岡八幡宮にて御朱印もいただけます。
西側の入口付近にもスロープ。ここから恵比須社らが並ぶ場所へ行けます。
富士塚
左の富士浅間社・金刀比羅社の奥には富士塚跡(2002年に再建されたもの)があります。
社殿の裏、駐車場への通路には「富士塚跡」。解体・再建が繰り返されているようです。案内板には昭和30年頃の写真が掲載されています。
富岡八幡宮へのアクセス
最寄駅と電車で行く方法
最寄駅は「門前仲町駅」です。東京メトロ東西線と都営地下鉄大江戸線が利用できます。
1番出口から徒歩3分。地上に出て、「永代通り」を東へ道なりに進んで行くと、左手に旗が見えてきます。
駐車場
境内北側に参拝者用駐車場があります。
神社の北側と南側にはタイムズがあります。
富岡八幡宮の参拝情報
主祭神 | 応神天皇 |
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所在地 | 〒135-0047 東京都江東区富岡 1-20-3 【地図を表示】 |
電話番号 | 03-3642-1315 ※タップで発信します。 |
最寄駅 | 東京メトロ東西線「門前仲町駅」徒歩3分 都営地下鉄大江戸線「門前仲町駅」徒歩6分 |
駐車場 | あり。境内北側 |
御朱印 | 500円。拝殿右手の祈祷受付にて |
ご利益 | 開運厄除、金運向上、勝負運 |
例祭 | 8月15日 |
参拝時間 | 9:00 - 17:00 |
公式サイト | 富岡八幡宮 |