装束稲荷神社の御朱印とご利益、見どころ

装束稲荷神社

装束稲荷神社(しょうぞくいなりじんじゃ)は北区王子にある神社。歌川広重の浮世絵・名所江戸百景の舞台にもなっています。

装束稲荷神社の社殿と狛狐

装束稲荷神社は、歌川広重の「王子装束ゑの木大晦日の狐火」に出てくる榎(えのき)と稲荷の使いであるキツネが由来となっています。

毎年大晦日の夜に行われる王子「狐の行列」では、除夜の鐘とともに人々がキツネに化けて王子稲荷へと練り歩きます。

例祭の初午の日は、火除の凧やお札、御朱印を求めて多くの人が参拝に訪れる人気の神社です。

御朱印、ご利益、御由緒、アクセス情報を写真付きで紹介します。

装束稲荷神社の御朱印と御朱印帳

御朱印

初穂料(値段): 300円。書き置き

装束稲荷神社の御朱印
装束稲荷神社の御朱印・午の日

御朱印をいただける場所と時間

装束稲荷神社前にある雑貨屋ヤマワ

装束稲荷神社の御朱印は、道路を挟んで向かい側にある雑貨屋「ヤマワ」さんでいただけます。書き置きのみ対応。

数種類の御朱印を見せてもらい好きなものを自分で選ぶ形です(在庫次第になるかと思いますが)。御朱印と日付はその場で捺していただけます。

大晦日~元旦、初午、二ノ午は、拝殿後ろの社務所が開かれ、御朱印や御守り、お札の頒ちが行われます。

営業時間内での対応になりますので、参拝する際はヤマワさんのSNSで事前にご確認ください。最新情報やキツネグッズの情報も積極的に発信されていますので、是非フォローしてみてください。

装束稲荷神社の御朱印帳

オリジナルの御朱印帳ではない(はず)のですが、キツネが描かれた御朱印帳を雑貨屋「ヤマワ」さんにて購入できます。

装束稲荷神社のご利益

商売繁盛、厄除け・火防

御祭神

宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

例大祭: 初午

御縁日、毎月7日、17日、27日

装束稲荷神社の御由緒

装束稲荷神社の ▲歌川広重の「王子装束ゑの木大晦日の狐火」は、装束稲荷神社の由来となった狐火の様子を描いています。

歴史

はじまり

現在の装束稲荷神社の付近一帯が田畑であった頃、一本の榎の木(えのき)がそびえ立っており、王子稲荷神社の摂社として社を建てたのが始まり。

毎年大晦日になるとこの榎のもとに関東八ヶ所の稲荷のお使いであるキツネが集まってきて装束を整えて、列を成して王子稲荷神社にお参りしたという言い伝えから、「装束榎」と呼ばれています。

当時の農民は、キツネの行列のときに燃える狐火の量を見て、翌年が豊作になるか凶作になるかを占ったそうです。

榎の伐採・移転

1929年(昭和4年)、道路拡張のため伐採、装束榎の碑が現在地に移されました。その後、この榎を記念して装束稲荷神社が設けられることになります。

1945年(昭和20年)4月13日の大空襲の際に起きた火災のとき、猛烈な勢いで東南より延焼して来た火が神社のところで完全に食い止められ、西北一帯の住民を火難から救いました。

そのことから、装束稲荷神社は火防の神としても信仰を集めています。

1993年(平成5年)からは、王子の狐火を再現しようと、地元の人々によって「王子・狐の行列」が始められました。毎年大晦日から元旦にかけての深夜に、キツネのお面をかぶった人々が装束稲荷から王子稲荷まで練り歩きます。

王子狐火の行列・公式サイト

装束稲荷神社の見どころ

狛狐

装束稲荷神社の狛狐・左 装束稲荷神社の狛狐・右

広重の絵に出てくる狐と同様に細長いフォルムが特徴的です。

装束榎の碑と御神木

装束稲荷神社の装束榎の碑と御神木 装束稲荷神社の装束榎の碑と御神木を横から

拝殿の左側の奥、狭いところにギュッと押し込まれるように榎が立っています。

装束稲荷神社の装束榎の碑と社務所

社務所。榎と装束稲荷の過去の様子がシャッターに描かれています。

社殿

装束稲荷神社の 装束稲荷神社の社殿

手水舎

装束稲荷神社の手水舎

石碑

装束稲荷神社の石碑

賽銭箱

装束稲荷神社の賽銭箱 装束稲荷神社の鈴 装束稲荷神社の社号額

器のヤマワ

装束稲荷神社のそばにあるくらしの器王子ヤマワ

道路を挟んで神社の反対側にある「くらしの器王子ヤマワ」では、御朱印や御朱印帳、火防の凧、お札をお頒ちされています。

装束稲荷神社のそばにあるくらしの器王子ヤマワの前のガチャガチャ

様々な種類のキツネのお面やグッズが売られていますので、是非立ち寄って見てください。

装束稲荷神社へのアクセス

装束稲荷神社の社殿・遠景

王子駅の北口を出たら、北本通りを渡ります。中の路地へ入り、1本目の道を北へ直進。十字路の一角にあります。

最寄駅・電車での行き方

JR王子駅北口、東京メトロ南北線4番出口から徒歩5分。

装束稲荷神社の参拝情報

主祭神宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
所在地東京都北区王子2丁目30−14 【地図を開く】
最寄駅JR京浜東北線「王子駅」
東京メトロ南北線「王子駅」徒歩5分
御朱印300円。
向かい雑貨屋「ヤマワ」にて
ご利益商売繁盛、厄除、火防
例祭初午の日

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