日枝神社の御朱印とご利益、見どころ

日枝神社

日枝神社(ひえじんじゃ)は千代田区永田町にある神社で東京十社の1つ。神使の猿がデザインされたオリジナルの御朱印帳が人気です。

山王日枝神社の拝殿

日枝神社(山王日枝神社とも)の創建は鎌倉時代とされ、江戸の守護神「山王さん」として武家や庶民から敬われてきました。

高台に建てられており、都会のど真ん中でありながら境内は緑が豊かで静かな気持ちで参拝することが出来ます。

御祭神の使いとして拝殿前に鎮座する猿神様には良縁成就のご利益があり、お守りや御朱印帳にも登場し人気があります。

3つの入口に建つ巨大な山王鳥居や稲荷神社の千本鳥居、6月の山王祭、末社である八坂神社と猿田彦神社の期間限定御朱印など、見どころが豊富な神社です。

日枝神社の御朱印

山王日枝神社の御朱印

日枝神社の社紋である「二葉葵」の印と、皇城之鎮(こうじょうのしずめ)の文字。皇城とは「皇居」のこと

初穂料は500円です。

授与品

山王日枝神社の御朱印

御朱印をいただくと授与品として、木製のストラップとしおりをいただけます。

日枝神社の御朱印をいただける場所と時間

日枝神社で御朱印をいただける社務所

日枝神社の御朱印を頂ける場所は神門をくぐって左にある社務所です。また、宝物殿でもいただけます。

受付時間は9:00~17:00。季節や寺社の都合によって変更になることもありますので、確実に御朱印をいただきたい場合は事前に電話で確認することをおすすめします。

末社の限定御朱印

正月三が日と各末社の例祭日には、限定御朱印をいただけます。

八坂神社

正月三が日6月7日

猿田彦神社

正月三が日庚申(こうしん)の日(60日に1度)

平成31年(2019年)の庚申の日

1月23日(水)、3月24日(日)、5月23日(木)、7月22日(月)、9月20日(金)、11月19日(火)

公式サイトで日付を確認する

日枝神社のご利益

日枝神社の御祭神

  • 大山咋神(おおやまくいのかみ)
  • 国常立神(くにのとこたちのかみ)
  • 伊弉冉神(いざなみのかみ)
  • 足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)

大山咋神は、須佐之男神(すさのおのかみ)の御孫神であり、山末大主神とも称えられ、大地を支配し万物の生成発展を守る神様です。

江戸の守護神として進行されてきた日枝神社は、徳川家が大事を決める前には必ずここで祈祷を捧げたことで知られています。

大きな仕事の前や、人生の節目に参拝すれば大きなパワーを頂くことができるでしょう。

また、御祭神の使いであるサルには、良縁、安産、「魔が去る」から厄除けにご利益があるとされています。

日枝神社の御由緒

鎌倉時代初期、武将・秩父重継が江戸貫主を名乗り、山王宮を祀ったのが始まりとされています。

室町時代には、武将・太田道灌が川越山王社を勧請(迎え入れて祀る)しました。

そして、戦国時代の末期には徳川家康が江戸城の鎮守として祀り、篤く敬ったと伝えられています。

現在の場所に遷ってきたのは、1659年(万治2年・徳川家綱の時代)です。

日枝神社の境内、見どころ

日枝神社の境内案内図

山王鳥居

日枝神社の入り口は3つあります。

  • 急な階段「男坂」がある正門。
  • 都会のど真ん中からエスカレーターを使って登る南神門。
  • 千本鳥居が近い西門。

それぞれに山王鳥居と呼ばれる形をした大きな鳥居が立っています。

上部に合唱したような三角の装飾がされていますが、これは山王信仰といい、大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀る神社にだけ見られるのが特徴です。

神門・正面入口

日枝神社・正面の大鳥居

正門は男坂と呼ばれる急な階段を登って行く参道の入り口にあります。

男坂からの入り口

一番近い駅は「溜池山王駅」の6番出口です。

南神門側

山王日枝神社・南側の大鳥居

山王下の交差点にあるのが南側の鳥居。高層ビルが並ぶ街中で異質な存在感を放っています。

山王日枝神社の山王橋とエスカレーター

なんと、階段の横にはエスカレーターがあります。

西側・千本鳥居の近く

山王日枝神社・西側の大鳥居

赤坂見附駅から歩いていくと一番近いのが西側の鳥居。こちらは千本鳥居の入り口に一番近い場所になります。

山王日枝神社の千本鳥居へ続く階段

鳥居をくぐって左へ行くと千本鳥居へと続く階段があります。

右へ行った場合は、最終的に南神門に合流することになります。

千本鳥居

山王日枝神社にある千本鳥居の下 山王日枝神社にある千本鳥居の上

日枝神社は狛犬ではなく神猿(まさる)

山王日枝神社の猿・右。夫
山王日枝神社の猿・左。子を抱いた妻

日枝神社の拝殿前には狛犬ではなく、子を抱いた母猿と父猿の像が並んでいます。猿は子供や家族を大切にすることから夫婦円満や子育てのご利益があるとされています。

また、猿の音読みは「えん」であることから、縁結びにもご利益があるとして人気を集めています。日枝神社のオリジナル御朱印帳のデザインも猿がベースです。

境内社

山王稲荷神社と八坂神社と猿田彦神社の外観 山王稲荷神社と八坂神社と猿田彦神社の内観

拝殿に向かって右側には、境内社の、「山王稲荷神社」、「八坂神社」、「猿田彦神社」があります。

山王稲荷神社

山王稲荷神社

右側が八坂神社と猿田彦神社、左側が山王稲荷神社です。

八坂神社と猿田彦神社

八坂神社と猿田彦神社

日枝神社へのアクセス

最寄駅と電車での行き方

日枝神社へのアクセスは東京メトロを利用するのが便利です。徒歩圏内に複数の駅があり、以下の3つであれば徒歩5分ほどで到着します。

  • 赤坂見附駅(東京メトロ・丸ノ内線、銀座線)、出口2から徒歩5分
  • 溜池山王駅(東京メトロ・南北線、銀座線)、出口7から徒歩5分
  • 赤坂駅(東京メトロ・千代田線)、出口1または2から徒歩5分

男坂の場所と行き方

東京メトロ溜池山王駅の6番出口を出て「東京キャピトルタワー」を左に見ながら直進。キャピトルタワーとアパホテルの間に「ホテルエントランス」と「日枝神社」と書かれた看板が見えてきます。左に曲がって建物と建物の間にある階段の道を行けば、正面の鳥居、男坂の階段に到着します。

日枝神社の概要

主祭神大山咋神(おおやまくいのかみ)
所在地東京都千代田区永田町2丁目10−5
電話番号03-3581-2471
最寄駅

溜池山王駅 (東京メトロ・銀座線、南北線)

赤坂見附駅 (東京メトロ・丸ノ内線、銀座線)

赤坂駅 (東京メトロ・千代田線)

御朱印500円。授与所にて。神門をくぐって左。
ご利益厄除け、商売繁盛、良縁、安産
例祭山王祭 6月15日(6月7~17日)
開門時間

4~9月: 5:00~18:00

10~3月: 6:00~17:00

宝物殿

開館時間: 10:00 ~ 16:00

定休日: 火曜・金曜

社務所8:00 ~ 17:00
公式サイト日枝神社

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